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和名 琥珀 英名 Amber

成分 基本的にC10H16O+H2S
モース硬度 2〜 2.5

アンバーは
3000万年以前の松や杉の樹液の化石です。

「アンバー」という英名は、
古代アラビア語の「海の漂流物」という単語に
由来したものだと考えられています。

嵐のあとに海から打ち上げられたものであったからだということです。


琥珀は、遺跡 ストーンヘンジや、日本の古墳からも出土されている、
古来から愛されている石です。

デンマークの遊牧民族は、
1500万年も前から、

装身具やお守りとして利用していたと伝えられています。


太陽の光を閉じ込めたような重厚な美しさは、
特に古代ギリシャ人に好まれました。

当時、琥珀の小像1つと奴隷1人が等価交換されていた
という悲しい歴史があります。


ギリシア神話の中にもアンバーに纏わるお話があります。


海神ポセイドンにはうつくしい人魚の娘がありました。

彼女は人間の男性に恋をしてしまい、
海の岩の上にあがってうっとりとその姿をながめていましたが、

それを知ったポセイドンはカンカンに怒って、
彼を雷で撃ち殺してしまいました。

残された人魚の娘は、哀しみのあまり、
アンバーの涙をほとほとと流し続けたということです。

このことから、「人魚の涙」とも呼ばれています。


また、アンバーはギリシア語で「エレクトロン」といいます。

これは「太陽のしずく」「輝くもの」といった意味で、
アンバーには静電気を帯びる性質があることから、

英語の「電気 (Electricity) 」の語源にもなりました。


アンバーの贈り物には、
「しあわせを贈る」という意味があるといわれ、

イギリスには結婚の十年目に、
夫から妻にアンバーを贈る習慣があります。


○o.。石言葉.。o○

帝王、長寿の象徴。

アンバーはクリスタルについで、万能のパワーストーン。
病気になりにくくなり、健康と長寿のお守りとされています。

仏教では七宝のひとつにも数えられ、

風水では西方を守る「白虎」の象徴とされており、
金運を呼ぶ「財運の石」だといわれています。




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